得してるなあと思う人→笑いの沸点が低い人
同じ番組を見ていても、ダンナはやたらめったら笑う。その低俗な笑いに私は軽蔑する。「笑いの沸点が低いやつだな」と。イコール「アホ!やと」。
お笑い芸人が出てきて、一言喋っただけでもう笑っている。「お笑い芸人=面白い」というバイアスがかかってんだな。おめでたいな~~(お花)と。
私なんかクスリともしない。
「あまり笑わない=高尚、ミステリアス、なんかかっこいー!」みたいな図式を勝手に作って、結果、おめでたいのは私であったのだが‥。
そりゃぁ、そうです。
笑わない人なんて、外からみたら単に「つまらない人」以外の何者でもない。
昔から「笑う門には福来る」と言うように、笑っているほうが人生楽しい。
そんなこんなで、笑いの沸点が低い人っていろいろ得なんだ、とわかったわけです。
ちなみに、ダンナと私の笑いのツボは同じです。
私が不覚にも笑ってしまった場面は、ダンナは腹を抱えて大笑いしてます。
つまり、笑いのストライクゾーンが私よりダンナのほうが広いというだけです。
笑いの中心点(ツボ)は一緒。
たとえば、体のどこかに笑いセンサーがあったとして、その感度が高い=ストライクゾーンが広い、となります。また、センサーに反応しても、実際に笑いとなって出るには、筒を通って外に出ないといけない。私の場合はその筒が長いので、そこそこの反応では、しゅーーっと萎んで消えてしまう。笑いセンサーの真ん中に来たものは勢いが強いため、長い筒でも抜けるが、少しずれると勢いがなくなり、筒を抜けない。ダンナの場合は筒が短いので、ずれようがすぐに外に出て笑い声となる。
その筒の長さがいわゆる沸点というわけです。
笑いのツボは人それぞれで、ストライクゾーンもそんなに簡単には広がらない。
でも、この筒の長さ(沸点)は意識的に短く(低く)出来るものである。
(そもそも、「あまり笑わない=高尚」といった変なプライドが筒の長さを勝手に長くしているとも言える‥)
で、どうやって低くするかと言うと、とにかく面白いと感じたら声を出して笑ってみる。これに尽きる。
ダンナと一緒にテレビを見ていて、クスリともしなかった私も、しばらくすると、ダンナのアホっぽい笑いにつられて、ちょっと笑えてくるのだ。笑いは伝染するって言うのはこのことで、一旦そういうアホっぽい空間におかれると、ちょっとしたことで笑ってしまう。コリが取れるという感じ!
緊張感のある会議などで、誰かの笑い声が引き金でその場が和むということがある。これがコリが取れた状態。一旦コリが取れると誰しもちょっとしたことで笑ったりできる。→沸点が低くなっている状態。
つまり、
笑う→コリが取れる→沸点が低くなる→さらに笑う→もっとコリが取れる→もっと沸点が低くなる。
という笑いスパイラルである。
だから、面白いと感じたらすぐさま声に出して笑えば、どんどん面白くなるってわけです。
こう書くと、そんなこと長々と説明しなくとも、わかってたわボケ!
と言われそうだが、実践してみるとわかるが、
意外と、この「声に出して笑う」ってのは、難しいのだ。
普段やってない人にとっては特に。
「フフ‥」と笑うことは出来ても、「あははははー」と笑うのは腹筋を使う。
笑いスパイラルの笑いは腹筋を使った笑いでなくてはならない。
笑うことは、面白いと思った内なる感覚を外に出すことで補強してくれるものであるから、体が笑っているってことを認識しないと意味がない。
笑うと癌も治るらしいし(どっかで聞いた薄い情報)
笑い皺もいいものです(と、そのうち言いたい)。