もらえない マイナポイント 高齢者
こんにちは。FPのみかりこです。
経済対策として18歳以下を対象とした10万円相当の給付とマイナポイント最大2万円相当の給付が決まったようです。そこで今回はマイナポイントについてお話したいと思います。
「マイナポイント」を知らない人は多い?
前回の5,000円ポイント付与、どのくらいの人がもらったのかデータがないので分かりませんが、マイナンバーカードの交付率は39.1%(令和3年11月1日現在)です。約4割になりますが、ここからマイナポイントまで行き着いた人となるとさらに数は減るでしょう。
実際、友人などに話を聞くと、マイナンバーカードは作ったけれど(身分証代わりに)マイナポイントは知らないという人が少なからずいました。うちの高齢の両親は、マイナンバーカードは作らざるを得なかったようで持っていましたが、マイナポイントは「なんかお得なことは知っているけど、もらい方がわからない」で止まっていました。
まず、キャッシュカードを普段使っていないので、1枚だけ持っているキャッシュカードの使い方から説明を始めましたが、キャッシュカードを使うのは怖いという認識を持っていて、そこから正さなければならない道のりが遠すぎて、私がさじを投げてしまいました。
高齢者が皆そうということではなく、うちの両親が特にそうなのかもしれませんが、現金信仰者にマイナポイントはハードルが高いと感じた次第です。
マイナポイントをもらうまで
実際にマイナポイントをもらうまで、いくつかのハードルがあります。流れを追ってみましょう。
①マイナンバーカードを作る
→申請は簡単だが(顔写真を用意する手間くらい)、受け取りが面倒。本人が役所に出向いて、暗証番号を設定する。申請から1ヵ月以上はかかる。
②決済サービスの事前登録をする
→決済サービスによっては事前に登録をしておかなればならない。イオンカードは必要でした。これが結構大変で、「決済サービスID」と「セキュリティコード」を取得するために、ワンタイムパスワードを入力したり、さらにパスワード(マイナポイントにログインするためのパスワード)を作って設定したり、パソコン、スマホに慣れていない人ができる気がしない。
③マイナポイントアプリをダウンロードして、マイナポイントを予約(マイキーIDを発行)する。
→マイキーIDってなに?となる。マイナンバーカード発行時に登録したパスワード(数字4桁)を入力して、マイナンバーカードを読み取る。私はこれがスムーズに読み取れなかった。カードとスマホの位置に間違いないか、隙間がないか、意外と長くかざす必要あり。
④マイナポイントを申し込む
→ここまでの作業はマイナポイントの予約であって、ここからが申込みとなる。ここで決済サービスを選択して、必要事項を入力し、申し込みが完了する。マイナポイントの予約で終了した人は、ここでパスワード(数字4桁)入力とマイナンバーカードの読み取りを再度行う。
⑤チャージや買い物をしてポイントを受け取る
→ここでまた決済サービスによっては、ポイントを受け取るための手続きが必要となる。イオンカードとWAONは必要。受取端末にかざして受取手続きをする。ポイントは買い物をした翌月末などに受け取れる。WAONの場合、勝手にポイントが入るわけではなく、WAONステーションなどでポイントをダウンロードする。
これ以外にもまだまだつまづきポイントはありそうですが、慣れてる人にはたいしたことはないかもしれません。ただ、うちの両親がやることを想定すると、無理だと思いました。
マイナンバーカードには有効期限がある!
これ意外と知られていない気がします。マイナンバーカードには二つの有効期限があります。マイナンバーカード自体の有効期限が10年、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が5年です。私はマイナンバーカードを早々作ったので、電子証明書の有効期限を更新しました。有効期限の2~3か月前を目途に有効期限通知書が送られてくるので、役所に出向いて、暗証番号の設定をし直さなければなりません。また5年後に今度は両方の有効期限が切れるのでまた役所に出向かなければなりません。これ、(マイナンバーカードを取得した)全国民がやるわけです。今のところ、必ず役所に出向く必要があります。(行けない人の対処法はあると思いますが)
この方法、続けられる気がしないのだけど、、、どうなんだろう。