お金の勉強をするブログ

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。CFP。お金の知識をわかりやすく伝えることを目標に、記事を書いていきます。

原稿料 引かれた税金 取り戻す

こんにちは。FPのみかりこです。

皆さん、確定申告は終えましたか?

今年はコロナの影響で期限がひと月延びて、4月15日までとなっています。この記事を読んでからでも十分間に合うので、とりあえず読んでみましょう!

 

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これは自分のことでもあるのですが、ライター業やイラスト制作の仕事などを個人で行っていると、原稿料から源泉徴収という形で税金が引かれます。何パーセント引かれているかご存知ですか?

 

100万円以下であれば、10.21%、100万円を超える場合は20.42%です。

※税率に復興特別所得税を加算

たとえば、原稿料が3,000円(税込)であれば、3,000円×10.21%=306円(小数点以下切捨て)が徴収され、手取りは2,694円となります。

 

この引かれた金額すごく大きいと感じませんか?

私なぞ、遅筆なので、原稿1本のためにかなりの時間をかけてしまい、時給に換算すると数百円なんてことがざらなので、こうして引かれる税金の重みを必要以上に感じてしまいます。この上税金まで取るのかい(涙)!と。

1本数百円かもしれませんが、1年間にすると結構な金額になります。

あなたが、フリーランスで、1年間の稼ぎが48万円以下であれば、この源泉徴収された税金は戻ってきます。私の場合は数万円になりました。そのためには確定申告をする必要がありますが、慣れている人なら1時間程度で終わります。確定申告は書類を揃えるのが肝心なのです。複数の取引先と仕事をしている場合、年明けに送られてくる各支払先からの支払調書をきちんと保管しておきましょう。

これをやるかやらないかで、数万円の違いが出るかもしれないのです。

ちなみに48万円というのは基礎控除の額です。収入が48万円以上あっても、経費を引いて48万円になればいいので、超えていても一度計算してみるといいでしょう。

 

確定申告は意外と簡単!

医療費控除やふるさと納税(寄付金控除)、その他の控除があると少し面倒になりますが、確定申告の目的が源泉徴収された税金の還付だけならとても簡単です。

国税庁のHPの『確定申告書作成コーナー』で作成すれば、指示に従って入力するだけで申告ができます。

主な入力項目は、支払調書に記載されている金額と支払先の名前と所在地、個人番号、振込先の口座情報です。また、マイナンバーカードの両面のコピーを提出します。

 

ほんと、これだけです。

報酬という形でお金をもらっている人は今一度チェックしてみてください。思った以上にまとまったお金が返ってくるかもしれませんよ。