来月から幼稚園に入園する娘のために、通園グッズなるものを手作りしたり、名札付けに翻弄したりする日々がやってきた。
既製品でもいいのだが、ほとんどのお母さんは手作りなんだろうと思うと、半ば強制的な感じで「作るか‥」となるわけだが、そうは言っても「たったひとつ」というものにも弱いのである。
まずは生地選び。
娘を生地屋さんに連れて行き、選ばせる。
最近じゃ、服も気に入ったのしか着てくれないので、本人に選ばせて、後で嫌とは言わせないという魂胆である。
ロイヤリティが加味されるのでキャラクターものの生地が一番高い。
案の定、娘はそのキャラクターものの生地を選んだ。
サンリオやディズニー、妖怪ウォッチはないだろうが、そのへんを選んだら即却下するつもりでいたが、微妙なかんじの「くまのがっこう」*1の絵柄を選ぶ。「ルルロロだーー!」*2と言ってきかなかったが。
まあ、かわいいからいいか、と購入。
その他持ち手のテープやら紐やらを買うと、もう既製品の値段を超えてしまうが、そういう問題ではなくなっている。
次に何十年ぶりのミシン。
使い方を完全に忘れている。上糸、下糸のセッティングで1時間以上経過。
ようやく縫えるようになると、それだけで感激しちゃってる自分。
ミシンってすごい!
なんつーー気持ち良さ。ガガガガガーーー!!!
おーおーー! 縫えてる。縫えてるぞーー!!
と試し縫いでひとしきり興奮した後で、すぐ本番。
ここからはランナーズハイならぬ、ミシンハイとでもいうか。
ものすごい集中力で一気に仕上げにかかる。
‥‥かに思えたが、娘に邪魔されて中断。
ここで3日くらい経過。
ようやく時間が空いて、やろうと思うのだが、もうすでに腰が重くなっている。
さあ、と気合を入れて取り掛かる。が、材料が足りないことに気づく。
翌日、材料を買いに行くが、今度はやる時間がない。
ここでまた2日ほど経過。
とにかく子供がいると細切れにしか時間が取れない上に、いつ中断されるかわからない恐怖。ここは娘が寝たあとにやるしかないわけだが、娘は夜なかなか寝てくれないので、結局夜中になってしまう。
夜中にミシンをかけていると、またまたミシンハイがやってくる。
もうなんでも作れる(気でいる)状態である。
いろんな小物を作ってネットで売ったりできるんじゃないか!
グッドアイデア!
とか、もうひどい妄想である。
で、できあがったバッグがこれである。
洋裁が手馴れている人が作ったら1時間ちょいで作れそうな簡単なバックである。
それでも、自分で作りあげると嬉しいものだ。
そうか、、、手作りが嬉しいのは持った本人ではなく、自己満足に浸れる親のほうだと気づいたのでした。