数字みてると眠くなる

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。AFP。お金の知識をわかりやすく伝えることを目標に、記事を書いていきます。

すごい人の話は参考にならない

先日、有名ブロガーさんの本を読んだ。なんというかいろいろすごくて(経歴含め)、羨望はしたが、正直あまり参考にはならなかった。(殺到する依頼をどうさばくか‥なんてのもあるし)

昔から成功者が書いた自伝的な本を読むのは大好きなのだが、35歳を過ぎたあたりから、もっと早くに読んでいればよかったなあ‥という思いとともに、やっぱり成功者は一般人とは最初から違うんだなあ‥という、諦めに近い感情が起こる。もう人生の折り返し地点に来てしまった人の言い訳かもしれないけれど‥。

もし、あなたが20代であれば、すごい人の話は参考にすべきだと思う。しかし、ある年齢を超えると、参考にすることで却って、自信をなくすこともある。

しかも「すごい人」がどんどん年下になってきているし。。。

 

IT企業社長Aさん

一念発起して起業したが、最初の2年は寝る間もなく働いた。やっと軌道に乗ったかと思われたが、自分が雇った社員に裏切られ、借金を抱えてしまう。死のうとさえ思った矢先、前職でお世話になった人からとあるプロジェクトの話を頂く。ここで結果を出さなかったらもう次はない。背水の陣で臨み、成果を挙げる。このプロジェクトの成功がきっかけとなって、さらに大きな成功を収める。

 

・・みたいな話のどこらへんを参考にできるだろう。

40近くなって寝る間もなく働くのは、健康面でどうかと思うし、結局、成功者は人脈や運が味方してくれるものだ。

あと、参考にならないとよく思う要因が、成功体験が大きいので、ちっちゃなことの記述がほとんど出てこない。あったとしても、「踏ん張ってなんとかこなした」とか「かならず毎日やった」とか、抽象的だったり、大変なことをさらっと言ってたり‥。

本当に参考にならない。

(私のような凡人は、そのちっちゃなことをどうやったのかを特に知りたいんだけどね)

それとこういう成功者の話を読むと、ゴールを輝かしいものに設定しがちになる。もうこれで、達成は困難になるし、何もできない自分に、さらに落ち込むだけ‥。

で、結局何もやらないという最悪の結果となる。

それよりは、自分よりちょっとだけ何かできている人を参考にしたほうがいい。

たとえば、英会話をやっているとか、毎日ブログを書いて考えをまとめているとか、いつも笑顔で挨拶をしているとか‥。

この場合、ゴールはたいしたことないかもしれない。それでも何もしなかった場合よりも、何倍もいいと思う。

そのくらいの結果なら、別にいらない、という人もいるかもしれないが、こういう人から、すごい人というのは決して生まれない。

でも、小さなゴールを設定できた人の中から、すごい人が現れる可能性はある。

そもそもすごい人にならなくたって、昨日の自分より、ちょっと進んでたらいいと思う、今日この頃。

 

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